乾燥でファンデーションが毛穴落ちする…。
普段から乾燥しやすい人の毛穴が開いて見えるのは、「乾燥毛穴」かもしれません。
本記事では、乾燥毛穴の症状や原因から、間違えやすい他の毛穴悩み、乾燥毛穴に効果的な医薬品やスキンケア・メイク方法まで、乾燥毛穴について徹底的に解説しています。
肌の乾燥を放置すると毛穴以外にもさまざまな肌トラブルが起こりやすいです。
最後に肌の乾燥を防ぐためのポイントも紹介するので、肌の乾燥と毛穴悩みをまとめて改善していきましょう!
この記事でわかること
- 乾燥毛穴とは乾燥によって凹凸が目立ち、開いて見える毛穴のこと
- 乾燥毛穴の人が毛穴落ちしないためには2種類の下地を使い分けるのがポイント
- 乾燥毛穴を根本的に解決するなら皮膚科で治療するのがおすすめ
目次
乾燥毛穴とは

「乾燥毛穴」とは、乾燥により肌のきめが乱れ、毛穴が目立つ状態のことです。
乾燥して肌の水分が失われると、ハリがなくなり、肌がしぼんでしまいます。
その結果、毛穴の周りがへこんで影になり、毛穴が開いて見えるのです。
乾燥毛穴の人によくみられる特徴をリスト形式で紹介します。
自分の毛穴が乾燥毛穴かどうか見分ける時の参考にしてみてくださいね。
いくつか当てはまったら乾燥毛穴かも!
- 肌の乾燥を感じることがよくある
- 肌の手触りがカサカサする
- 夏よりも冬に毛穴が目立ちやすいと感じる
- 毛穴がへこんで目立っている
- ベースメイクがひび割れる

実は、乾燥毛穴の原因は、単に肌が乾燥しているだけではありません。
乾燥以外の原因は以下の通りです。
- 空気の乾燥
- 紫外線や花粉による刺激
- 過度な洗顔・クレンジング
- 肌への摩擦
- 遺伝
- 加齢に伴う皮脂分泌の低下
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乾燥毛穴と間違えやすい毛穴悩み
ここまで、乾燥毛穴の特徴や原因、できやすい部位について紹介してきました。
しかし、「読んでみたけど、自分の毛穴が乾燥毛穴なのかわからない…」という方もいらっしゃるかと思います。
ここからは乾燥毛穴と間違えやすい毛穴悩みを3つ紹介していきます。
乾燥毛穴との見分け方が知りたい方や、他の毛穴悩みについても知りたい方は必見です!
開き毛穴

乾燥毛穴と間違えやすい毛穴悩みの1つ目は開き毛穴です。
開き毛穴とは、角栓などが詰まることによって、毛穴が押し広げられ、丸くぽっかりと開いて見える状態のことです。
※本記事では乾燥毛穴と開き毛穴を原因の違いにより区別していますが、乾燥毛穴でも毛穴の開きが起こるため、乾燥毛穴を開き毛穴に分類する場合もあります。
- 主な原因が乾燥かそうでないかの違い
- 普段から肌がべたつきやすい人は開き毛穴の可能性が高い
▼開き毛穴について詳しく知りたい方はこちら

たるみ毛穴

乾燥毛穴と間違えやすい毛穴悩みの2つ目はたるみ毛穴です。
たるみ毛穴とは、主に加齢などにより肌のハリや弾力が失われて、毛穴が縦長に広がった状態のことです。
- 乾燥毛穴は毛穴が丸く、たるみ毛穴は縦長に開いている
- 毛穴が目立つ部分の肌を軽く持ち上げて、毛穴が目立たなくなればたるみ毛穴
▼たるみ毛穴について詳しく知りたい方はこちら

詰まり毛穴

乾燥毛穴と間違えやすい毛穴悩みの3つ目はつまり毛穴です。
つまり毛穴とは、毛穴に角栓が詰まって、ぽつぽつとした白や黒の点が目立つ状態のことです。
- 毛穴が凹んで見えるか、詰まって見えるかの違い
- 毛穴が目立つ部分がざらついていたらつまり毛穴
- 乾燥毛穴とは違い、つまり毛穴は鼻周りにできやすい
▼つまり毛穴について詳しく知りたい方はこちら

乾燥毛穴に効果的な医薬品
乾燥毛穴を治すためには、医薬品の活用がおすすめです。
医薬品での治療は、スキンケアなどのセルフケアより効果が高い傾向がある上に、根本的な乾燥体質の改善も期待できます。
ここでは、乾燥毛穴に効果的な医薬品を2つご紹介します。
乾燥毛穴や肌の乾燥を治したい方はぜひチェックしてみてくださいね。
肌の保水機能を助ける内服薬「ピドキサール」
内服薬であるピドキサールは、体の内側から肌のターンオーバーを整え、肌の乾燥・乾燥による毛穴トラブルを改善する効果が期待できます。

- 主成分はトコフェール酢酸エステル(ビタミンE)
- 抗酸化作用があり、血流改善効果がある
- 肌のターンオーバーを正常化する
- 肌のターンオーバーを促進して、皮脂分泌を正常に保つ
- 毛穴詰まりを改善する
- 肌の保水機能を助けて乾燥を防ぐ
- 1回1錠を1日2回服用
- 噛まずに服用
- 年齢や症状により適宜増減
- 消化器系への副作用
まれに発疹、悪心、食欲不振、腹部膨満感
ビタミンEの強力な抗酸化作用で細胞を守りながら、血流改善で肌の生まれ変わりをサポート。エイジングケアにも欠かせない美容ビタミンです。
▼ピドキサールについて詳しくはこちら

肌の乾燥を防ぐ保湿剤「ヒルドイド」
保湿剤であるヒルドイドは、保湿効果の高い「ヘパリン類似物質」を配合しており、乾燥を防いでくれます。

- 主成分はヘパリン類似物質で、皮膚に適度な水分を保持させる
- 血行促進・保湿・抗炎症作用による高い美容効果がある
- 薬剤タイプは複数種類あり、症状やテクスチャーによって使い分けできる
- 保湿効果による乾燥の改善
- 血行を促進して肌のターンオーバーを促進する
- 1日1回~数回、適量を患部に塗布
- 眼や傷口(潰瘍、びらん面)に入らないように注意
- 皮膚刺激
皮膚炎、かゆみ、発赤、発疹
ヒルドイドクリームは、保湿だけでなく血行促進や抗炎症作用も備えているため、乾燥肌や敏感肌のケアはもちろん、赤みのあるニキビ跡や青クマの改善にも効果が期待できます。肌のバリア機能を強化し、健やかな肌へと導きます。
▼ヒルドイドについて詳しくはこちら

上で紹介した2つの薬は、医療用医薬品のため、手に入れるには医師の処方が必要です。
忙しくて病院に行く時間が取れない方には、オンライン診療で処方してもらうというのも一つの手です。
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乾燥毛穴に効果的なスキンケア方法

乾燥毛穴に対するスキンケアでは保湿ケアが重要です。
特に、肌が乾燥している場合は、肌への刺激や負担を抑えながら保湿することがポイントです。
「洗顔・クレンジング」と「化粧水・乳液」の2つに分けて、乾燥毛穴悩みの解消に効果的なスキンケアのポイントを解説します!
肌への刺激が少ない洗顔・クレンジングを使う
乾燥毛穴のある人が、洗顔・クレンジングの時に気を付けるべきポイントは「摩擦を減らして肌への負担を少なくする」ということです。
具体的な選び方のポイントは以下の3つです。
- 肌への刺激が少ないミルク・クリームタイプのクレンジングを選ぶ
※濃いメイクには向かないため、普段からしっかりメイクをする方はバームタイプがおすすめ - 洗顔による過度な皮脂洗浄を防ぐため、W洗顔不要のクレンジングorメイクも落とせる洗顔料を選ぶ
- 摩擦を防ぐため、泡で出てくるタイプの洗顔料を選ぶ

DR.KiSOのシルククレンジングフォームは、摩擦レスなとろみ泡が最大のポイントです。
クレンジングと洗顔を1本で終わらせることができるため、肌への負担を最大限減らすことができます。
保湿力の高い化粧水・乳液を使う
乾燥毛穴のある人が、化粧水・乳液での保湿ケアをする時に気を付けるべきポイントは「とにかく保湿力の高いアイテムを使って乾燥を防ぐ」ということです。
乾燥などの外部刺激から肌を保護する高精製ワセリン配合の化粧水・乳液です。敏感肌の人でも毎日使える低刺激設計になっているのもうれしいポイント。ライン使いするのがおすすめです。
乾燥を防ぐため、洗顔後すぐに保湿をするようにしましょう。
正しいスキンケア方法については以下の記事を参考にしてみてくださいね。
▼スキンケアについての詳しい記事はこちら
乾燥毛穴を綺麗に隠すメイク方法

乾燥毛穴が目立つ時は、メイクで隠したいですよね。
肌が乾燥していると、メイクのノリも悪くなりやすいため、キレイに毛穴を隠すには一工夫必要です。
この章では、目立つ毛穴をキレイに隠すためのベースメイクのポイントを紹介します。
2種類の下地を使い分けて毛穴落ちを防ぐ
乾燥毛穴に対する化粧下地のポイントは、「保湿力の高い下地と皮脂が多い部分用の下地の2種類を使い分ける」ということです。
乾燥を防ぐ保湿成分配合の下地は、乾燥肌の人にはぴったりですが、毛穴が目立つ部分に塗ると毛穴落ちしてしまうことがあります。
毛穴が目立つ部分や、小鼻やおでこなどの皮脂分泌が多い部分には部分用下地を塗ることで、メイク崩れを防ぐことができます。
保水ケアに効果的な4つの成分が配合されたクリームタイプの下地。「SPF42 +++」で紫外線対策もできます。
皮脂吸着エッセンスパウダーが配合された下地。ウォータープルーフで、汗の分泌によるメイク崩れを抑える効果も期待できます。
保湿成分配合のファンデーションで乾燥を防ぐ
ファンデーションは、保湿成分配合のものがおすすめです。
なかでも、パウダータイプではなく、リキッドタイプのアイテムのほうが、比較的肌のうるおいを保ちやすい傾向にあります。
保湿成分として、水溶性コラーゲン・ヒアルロン酸Naを配合し、長時間カバーが持続します。肌に密着して浮きにくく、毛穴や凹凸を光でカバーしてリアルなセミツヤ肌に仕上げてくれます。
乾燥毛穴の人が日常生活で気を付けるべきポイント

乾燥毛穴に悩んでいる方は、乾燥を防ぐために普段から肌に負担がかからないように注意しましょう。
日常のなかで、肌は知らない間にダメージを受けています。
特に、以下の5つのポイントを心がけて過ごしましょう。
- 紫外線のダメージを避ける
- 室内の温度を管理する
- 刺激の強い化粧品を使用しない
- 肌に摩擦を生じさせない
- あぶら取り紙を使用しない
それぞれの詳しい説明が気になる方は、下のボタンを押して読んでみてくださいね。

季節や天候に関係なく、紫外線は毎日降り注いでいます。
紫外線によるダメージを受けると肌のバリア機能が低下しやすくなるため、乾燥の原因になります。
日焼け止めは毎日塗りましょう。
また、日傘や手袋を活用したり、日焼け止め効果のある化粧品を使用したりして紫外線対策をするのもおすすめです。

湿度が低いと、肌の水分が奪われて、肌が乾燥しやすくなります。
そのため、室内では、加湿器をたくなどして、室内の湿度を保ちましょう。
具体的には、湿度を60%~65%程度に保つのが理想的と言われています。
特に、エアコンや暖房を使うことが多くなる夏場や冬場は、室内の乾燥に注意しましょう。

乾燥肌では、外部の刺激から肌を守るバリア機能が低下している状態です。
バリア機能が低下していると、あらゆる刺激に肌が敏感になります。
刺激の強い成分が配合された化粧品の使用が、肌への負担になる場合があります。
そのため、肌に刺激の強い成分が入った化粧品の使用はできるだけ避けましょう。
「低刺激」と記載のある化粧品を選ぶのがおすすめです。

肌に摩擦が生じると、肌のバリア機能が低下してしまい、さらなる乾燥を招きます。
そのため、スキンケア時や日常生活のなかでは、肌に摩擦が加わらないように気を付けましょう。
洗顔時のゴシゴシ洗いや、剥がせるタイプの毛穴パックの使用はNGです。
また、頻繁に顔を触ったり、強い力で擦らないようにもしましょう。

肌が乾燥していると、不足した水分・油分を補おうとして、かえって皮脂量が増えることがあります。
気になるべたつきを取るために、あぶら取り紙を使用する方もいるかもしれません。
しかし、乾燥肌の方が、あぶら取り紙を使うのはあまりおすすめできません。
あぶら取り紙には、高い皮脂吸着力があります。
そのため、一時的に皮脂を一気に取り除くことで、余計に皮脂の分泌を促してしまう可能性があるのです。
肌のベタつきが気になる場合は、ティッシュでやさしく皮脂を取り除きましょう。
乾燥や毛穴悩みが深刻な場合は美容皮膚科へ
肌の乾燥は元々の体質によるものであることも多く、スキンケアを続けていても、乾燥や毛穴悩みがなかなか治らないという場合が多いです。
美容皮膚科では、医学的に有効性を認められている成分配合の保湿剤や、身体の内側から肌質を改善する美容内服などの取り扱いがあります。
医師の処方を受けて医療用医薬品を使い、根本的な乾燥改善を行うことが、乾燥毛穴を治すための1番の近道であるといえます。
美容皮膚科に通う時間が取れない方は、オンラインで相談するのも一つの手です。
皮膚科専門医による保湿剤や美容内服の処方を行っているオンライン診療サービスもあります。
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東京山手クリニック
藤原東華 医師
当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。