フェイスラインにできるニキビの原因と予防法!内臓の不調が関係しているかも?

「フェイスラインにできたニキビが、薬を塗ってもなかなか治らない…」

なんて経験ありませんか?

実はフェイスラインのニキビは、日常生活に原因が潜んでいたり、内臓の不調と関係していることがあります。

そのため、薬だけでは根本的な治療が難しいニキビなのです。

また、フェイスラインにできたニキビの種類によって、適切な治し方も異なります。

この記事では、フェイスラインにできてしまうニキビの原因や治し方、予防方法まで徹底的に解説します。

フェイスラインにできたニキビを治すためには、自分の肌を正しく理解し、適切な薬を使うことが一番大切です。

ニキビの種類や、ニキビができる場所と体調の関係性も紹介しているので、フェイスラインニキビを治したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。

フェイスラインにできたニキビを治して、ニキビゼロの肌を目指しましょう!

フェイスラインにできやすいのは大人ニキビ

一般的にニキビは、「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」の2種類に分けられます。

そのうち、フェイスラインにできてしまうのは、「大人ニキビ」です。

フェイスラインは、保湿ケアを怠りやすいため、顔の中でも乾燥が進みやすい場所の一つ。

大人ニキビは乾燥で発生しやすいニキビであり、一度治っても繰り返しやすいという特徴があります。

以下の記事では、思春期ニキビや大人ニキビについて詳しく紹介しているので、もっと知りたい方はチェックしてみてくださいね。

思春期ニキビの原因とは?皮膚科医が教える効果的な予防・治療法 大人のニキビを即効解決!原因と効果的な対処法を詳しく解説

フェイスラインのニキビの原因

繰り返しやすいフェイスラインのニキビを治すためには、原因を正しく理解することが大切です。

ここでは、日常に潜んでいるフェイスラインのニキビの要因を5つ紹介します。

ホルモンバランスの乱れ

女性の体内には、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類のホルモンがあります。

通常は、この2つのホルモンがバランスよく周期的に分泌されます。

しかし、疲労が蓄積したりストレスが溜まってしまうと、2つのホルモンを分泌するバランスが崩れてしまいます。

また、生理前の「黄体期」という期間にはエストロゲン(卵胞ホルモン)が減ってプロゲステロン(黄体ホルモン)が増え、ホルモンバランスが崩れやすくなります。

その結果、毛穴が詰まりやすくなりフェイスラインのニキビの発生を促します。

また、以下の記事では、生理とニキビの関係性についてもっと詳しく解説しているので、気になる方は読んでみてくださいね。

生理前にニキビができやすいのは何故?対処法や自分でできる予防法を知ろう!

乾燥によるターンオーバーの乱れ

そもそも、ターンオーバーとは何のこと?

ターンオーバーとは、肌の再生サイクルのことを指します。

通常私たちの肌は、約28日周期で古い肌細胞から新しい肌細胞に生まれ変わります。

ターンオーバーが正常に行われることで、乾燥や外的刺激から肌を守る「肌のバリア機能」が働きます。

ターンオーバーが正常に行われないとどうなるの?

ターンオーバーが乱れてしまうと、新しい肌細胞の再生までに時間がかかってしまい、肌のバリア機能が低下してしまいます。

バリア機能が低下してしまうと、外的刺激を受けやすくなり、フェイスラインのニキビができやすくなってしまいます。

紫外線の影響

私たちが普段浴びてしまう紫外線には、UVAとUVBの2種類があります。

「UVA」はシワやタルミの原因になり、「UVB」は肌のメラノサイトと呼ばれる細胞を活性化させ、シミの原因になります。

紫外線は、肌の皮脂を酸化させる・毛穴を詰まらせる・肌のバリア機能を低下させるというような悪影響を及ぼします。

肌のバリア機能が弱まってしまうと、肌の水分を保つ働きが十分に機能しないので、肌が乾燥してしまいます。

また、フェイスラインの毛穴が詰まったり、皮脂が酸化してしまうと、ニキビの原因菌であるアクネ菌の増殖を進行させ、ニキビの発生や増加を促す原因になってしまいます。

摩擦による刺激

肌に悪影響を与える要因の一つに「摩擦」があることを聞いたことがある方も多いと思います。

みなさん、知らないうちに頬杖をついたり、手で顔に触れたりしていませんか?

このような習慣はフェイスラインへの摩擦を起こし、肌に悪影響を与えてしまっていることが多いです。

摩擦が日常的に繰り返されたり、長時間起こってしまうと、肌は細かい傷がついた状態になります。

肌に傷ついた状態になると、肌荒れ・乾燥・バリア機能の低下が起こりやすくなってしまいます。

何気ない生活の中で起こる摩擦が、フェイスラインのニキビを慢性化させていることがあるので、注意していきましょう。

誤ったスキンケア

「毎日、ちゃんとスキンケアをしているのに肌悩みが改善されない」

「プチプラではなく、スキンケアアイテムにはお金をかけているのに、フェイスラインのニキビが良くならない…!」

このような悩みを抱えている方は、毎日行っているスキンケアの方法そのものが間違っている可能性があります。

慢性的になりがちなフェイスラインのニキビを治すためには、肌質に応じた正しいスキンケア方法を実践することが大切です。

ここでは、誤ったスキンケアの例を何個か紹介します。

自分のケアが間違っていないか確認し、ぜひ正しいケア方法の参考にしてくださいね。

見落としがちな誤ったスキンケア方法

・ごしごしと擦ってクレンジングや洗顔を行う

・洗顔のお湯がお風呂と同じくらい熱い(40℃~42℃)

・肌を強くたたくように保湿をしている

・保湿するときに、適量よりも少ない量を使っている

・ピーリングのし過ぎで必要な皮脂まで取る

【要チェック】フェイスラインにできるニキビの進行度

フェイスラインにできるニキビには、いくつか種類があります。

症状や進行度に応じた正しいニキビ治療法をすることが、完治のためには欠かせません。

まずは、自分のニキビが何ニキビなのか正しく理解しましょう。

白ニキビ・黒ニキビ

白ニキビや黒ニキビは、ニキビの進行段階で言うと初期段階にあたります。

ぱっと見では毛穴の詰まりや黒ずみに見えるため、見逃してしまうことが多いニキビでもあります。

白ニキビや黒ニキビは、痛みや膿を伴うことは少ないですが、治療せずに放置しておくと赤みや痛みを伴うニキビへと進行してしまいます。

そのため、できるだけ炎症が起きないうちに、治療することが大切です。

白ニキビや黒ニキビについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事で原因や治し方を詳しく解説しているので、チェックしてみてくださいね。

白ニキビはニキビの初期段階!原因と治し方を徹底解説 「黒ニキビ」を撃退!原因と正しい対処法を解説

赤ニキビ・黄ニキビ

赤ニキビや黄ニキビは、ニキビの進行段階で言うと重症の段階にあたります。

赤みを伴ったぷくっとした状態のニキビが多いため、見た目が痛々しく目立つ特徴があります。

ニキビ自体が目立つので潰したくなりますが、潰してしまうと炎症物質が周りに広がることもあり、結果的に肌に悪影響を与えてしまいます。

ニキビに気づいたら、なるべく早く適切に対処することが大切です。

赤ニキビや黄ニキビの原因や治し方など、もっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事で紹介しているので、チェックしてみてくださいね。

赤ニキビの治し方と予防方法を解説!ニキビ跡を作らないで治す ニキビのパンパンな膿を潰すのはNG!正しい対処法と効果的な治療薬を解説

フェイスラインのニキビの治し方

ここまで、フェイスラインにニキビができてしまう原因やニキビの種類・症状を紹介しました。

フェイスラインにできてしまったニキビは、症状に合わせた薬を使うことが早く治すためのポイントです。

ここでは、ニキビ別に効果の期待できる薬と治し方を解説します。

外用薬を使う

ここでは、外用薬のなかでも、医療用医薬品の外用薬を紹介します。

医療用医薬品は、医師の監修のもと処方されるので、市販薬よりも効果が期待できるものが多いです。

ここでは、ニキビの種類に合わせて外用薬を紹介します。

白ニキビや黒ニキビにはアダパレン

白ニキビや黒ニキビは、非炎症性のニキビです。

そのため、毛穴の詰まりを改善させる効果や毛穴が塞がるのを防止する効果のある「アダパレン」を使います。

アダパレンを使い始めた初期の頃には、乾燥や肌のピリピリ感が副作用として現れることがありますが、使い続けることで副作用はおさまることが多いと言われています。

実際に効果を感じるまでに、1か月ほどかかると言われているので、ある程度の期間の間は薬を塗り続けることが必要です。


アダパレンの効果や使用方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

アダパレンという外用薬の画像 アダパレンの「ニキビ治療の効果と副作用」を解説!正しい使い方と注意点をチェック
赤ニキビには過酸化ベンゾイル

赤ニキビは、赤みや痛みがある炎症性のニキビです。

そのため、抗炎症効果やニキビの原因であるアクネ菌の殺菌効果のある「過酸化ベンゾイル」を使用します。

過酸化ベンゾイルは、アクネ菌の殺菌や毛穴の閉塞改善に期待でき、主に赤ニキビの改善に効果を発揮します。

使い始めて初期の頃は、かゆみや赤みが現れることがありますが、使い続けることで改善しやすくなると言われています。

黄ニキビにはクリンダマイシン酸エステル

黄ニキビは、赤みや痛みに加えて膿を持っているニキビです。

黄ニキビのような膿を持ったニキビには、膿の炎症を抑える「クリンダマイシン酸エステル」を使用します。

クリンダマイシン酸エステルは、膿に関係するタンパク質の合成を防止することで、炎症を抑える働きがあります。

使い始めた初期の段階では、皮膚のツッパリ感やパリパリ感を感じることがありますが、使い続けると改善しやすくなると言われています。

内服薬を使う

慢性状態のニキビや膿を持ったニキビは、外用薬を使っても治るまで時間がかかってしまうことが多いです。

内服薬はニキビの治りが早くなるよう炎症を抑える役割で併用します。

そのため、医師の判断のもと赤ニキビや黄ニキビのような炎症が起きているニキビに処方されます。

内服薬は、「ドキシサイクリン」や「ミノサイクリン」が使われることが多いです。

これらは、赤ニキビや黄ニキビ特有のアクネ菌による炎症に効果を発揮します。

一方、めまいや下痢のような副作用が発生する場合があります。

内服薬を服用する期間は「3か月以内」

尋常性痤瘡治療ガイドラインでは、炎症性ニキビの治療に内服薬の併用が強く推奨されています。

しかし、長期間同じ薬を服用していると薬の効果がなくなる「薬剤耐性菌」が発生します。

この薬剤耐性菌の発生を防止するためには、期間を決めた内服薬の服用が大切です。


「医療用医薬品を使って治したいけど、皮膚科に行く時間がない」という方は、オンラインで専門の医師に相談してみることもおすすめです

東京美肌堂では、オンライン診療サービスを提供しており、毎日22時まで診察を受け付けています。

スキマ時間を使って気軽に専門の医師に、肌に関する相談ができます。

自分のニキビについて相談してみたい方は、下のリンクから予約してみてくださいね。

受付:9:00〜22:00(土日祝も休まず診察)

※本サービスを利用したオンライン診察は保険適用外の自由診療となります。

初回購入で使える!

市販薬を使う

「病院に行くよりも、手軽にフェイスラインのニキビに効果のある薬が試したい」という方には、市販薬がおすすめです。

今回は、市販薬の中でも肌に直接使う塗り薬を紹介していきます。

塗り薬にも豊富な種類があるので、ニキビの症状に合わせて効果的なものを紹介します。

白ニキビや黒ニキビには「クレアラシル ニキビ治療薬」

白ニキビや黒ニキビの治療には、毛穴の詰まりを改善・防止してくれる効果がある薬を使います。

「クレアラシル ニキビ治療薬」は、ニキビの腫れや赤みを抑える効果やニキビの頭部を開き皮脂を吸収する効果があります。

殺菌効果もあるので、すでにできてしまったニキビの原因菌であるアクネ菌を殺菌しニキビの進行を防止することもできます。

赤ニキビや黄ニキビには「ペア アクネクリームW」

赤ニキビや黄ニキビには、抗炎症効果・殺菌効果が期待できる薬を使います。

「ペア アクネクリームW」は、炎症の鎮静効果とニキビの原因菌であるアクネ菌の殺菌効果があります。

白ニキビになる前段階である、毛穴が詰まった状態「コメド」の予防も同時にできます。

漢方やビタミン剤を使う

市販薬だけでニキビを完治させることは、なかなか難しい場合もあります。

「市販薬で飲み薬が欲しい」という方には、漢方やビタミン剤で肌の調子を整えることをおすすめします。

漢方やビタミン剤は、患部の症状を和らげる目的以外にも、ニキビのできやすい体質を改善する効果も期待できます。

市販薬で売っているものもあり比較的手に入りやすいです。

ここでは、フェイスラインのニキビへの改善効果に期待できる漢方やビタミン剤の選び方を紹介します。

漢方を選ぶときは「生薬の種類」に注目

漢方薬の服用には、ニキビ単体ではなく、ニキビのできやすい体質自体を改善する目的があります。

漢方に配合されている生薬によって、効果が異なるので、フェイスラインにできたニキビの症状に合わせた生薬を選びましょう。

非炎症性のニキビには「十味敗毒湯」

「フェイスラインにできたニキビに、まだ赤みがなく炎症を起こしていない」と判断できる場合は「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」の服用がおすすめです。

十味敗毒湯には、抗菌作用がありニキビの原因菌であるアクネ菌の繁殖を抑える効果が期待できます。

ほかにも「十味敗毒湯」には、身体に溜まっている余分な水(すい)や熱を発散させて、肌の調子を整える作用があります。

ホルモンバランスの乱れからできるニキビには「加味逍遙散」

「自分のニキビが何ニキビなのかはわからないけど、フェイスラインにニキビがある」という方は、「加味逍遙散(かみしょうようさん)」がおすすめです。

「加味逍遥散」は、ストレスを抱えているときに崩れやすい「気」と「血」のバランスを整えて自律神経を整えてくれる働きがあります。

不眠症や更年期といった、女性特有の症状を抱えている方にも効果が期待できます。

ビタミン剤を選ぶときは、ビタミンB2やB6を

大人ニキビの一種であるフェイスラインのニキビは、体内のビタミン不足が原因でできてしまうこともあります。

ビタミン剤は、体内の栄養バランスを整えてくれる補助的な役割として取り入れましょう。

フェイスラインにニキビができているときは、ビタミンB2やビタミンB6の入っているビタミンB群を摂取することがおすすめです。

ビタミンB群の中でも意識したい2つについて解説します。

ビタミンB2

ビタミンB2には、毛穴が詰まる原因となる脂質や糖質の代謝を促す役割があります。

ビタミンB2が減少してしまうと、正常に脂質をエネルギーに変換できなくなるため、体内に余分な脂質が溜まりやすくなったり、皮膚の細胞の再生が不規則になってしまいます。

ビタミンB6

ビタミンB6には、エネルギー代謝を助ける役割や皮膚の抵抗力を高めてくれる効果があります。

また、女性ホルモンの乱れる原因になるエストロゲンの代謝を助け、ホルモンバランスを保つ効果もあります

ニキビがかゆい時は冷やす

薬の副作用等でフェイスラインの肌が乾燥し、ニキビの患部や周りがかゆくなってしまうことがあります。

そのため、まずはニキビのできている場所の肌を念入りに保湿して様子を見ましょう。

保湿してもかゆみがおさまらない場合は、肌を冷やしましょう。

皮膚を冷やすと神経を鎮静させることができ、かゆみを発生させる「ヒスタミン」という物質の分泌量を減らすことができます。

「肌を冷やしても、ニキビのかゆみが改善しない…。かゆいニキビの対処法についてもっと知りたい」という方は、こちらの記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてくださいね。

かゆいニキビの原因と対処法!他のかゆみの正体も解説

フェイスラインのニキビでわかる体の不調

「皮膚は内臓の鏡」と言われるくらい、肌と体の調子は深く関係しています。

「いつも同じ場所にニキビができてしまう」という方は、内臓の調子を整えるとフェイスラインのニキビが治りやすくなるかもしれません。

顎や口周り(唇)は胃腸の疲れ

顎や口周りには、食べすぎや胃もたれなどの胃腸の不調が大きく関係します。

胃腸の血流が悪化することで、顎や口周りの肌まで十分な栄養が行き届かなくなってしまいます。

この結果、顎や口周りの肌のバリア機能が低下し、ニキビができやすくなってしまいます。

以下の記事では、顎や唇にできてしまうニキビに特化した治し方や予防方法を解説しています。

気になる方はチェックしてみてくださいね。

唇ニキビの原因とすぐ治す方法とは?ヘルペスとの違いもわかりやすく解説! 顎にできた大きな赤ニキビを指さしている女性の画像 顎(あご)ニキビの原因とは?即効性のある治し方と繰り返さないための予防法

輪郭や首周りは腎臓の疲れ

輪郭や首周りにニキビができてしまったときは、腎臓が疲れていることが多いです。

また、腎臓の機能が低下している時は、手足の冷えやむくみも同時に起きている可能性があります。

体内の血流が悪くなると、肌に充分な栄養が行き渡らなくなってしまい、肌のバリア機能が低下してしまいます。

この結果、ニキビができてしまうことが多いです。

以下の記事では、首周りのニキビに特化した治し方や解説をしています。

気になった方は、チェックしてみてくださいね。

首に赤ニキビが複数できている画像 首ニキビの原因と3つの治療法を解説!自宅で簡単にできる対処法とは?

フェイスラインにできるニキビの予防方法

ここまで、フェイスラインにできるニキビの原因や治し方を解説してきました。

フェイスラインのニキビは大人ニキビであることが多いため、繰り返しできやすく、完治しにくいです。

そのため、日頃からの予防やケアが大切です。

予防方法をいくつか紹介するので、できることから始めましょう。

擦らずにクレンジングをする

夜になると、「メイクを落とすのがめんどくさいから明日の朝落とそう」としてしまった経験はありませんか?

一日活動した肌には、汗や皮脂・メイクに含まれている油分がたくさんついています。

肌の汚れをそのままにしてしまうと、毛穴詰まり・詰まった皮脂の酸化・アクネ菌の増殖が起こってしまいます。

この結果、フェイスラインにニキビができてしまうことがあります。

メイクをクレンジングで落とすときには、擦ったり強い力をかけたりせず、やさしい力でくるくると肌をなでるように行いましょう。

正しく洗顔をする

洗顔は、毎日するからこそ肌への負担を最小限にした正しい方法で行うことが大切です。

ここでは、正しい洗顔方法を紹介します。

清潔な手で洗顔ネットを使い、洗顔料を泡たてる

手には、見えない細菌や汚れがついていることがあります。

まずは手を手洗い石鹸で洗い、清潔な状態にしましょう。また、手では十分な泡をたてにくいことが考えられます。洗顔ネットなどを使いきめ細かい泡をたてることがポイントです。

きめ細かい泡で顔を優しく包み込むようにして洗う

手で肌を直接ごしごしと擦るように洗顔すると、摩擦が発生してしまい肌に負担をかけてしまいます。

きめ細かい泡で顔を包み込むようにして肌を洗浄しましょう。

泡を流すときは、熱いお湯ではなくぬるま湯(32℃~35℃)を使う

冷たい水だと毛穴が開かずに汚れが十分に落とせず、熱いお湯だと必要な皮脂まで取ってしまいます。

そのため、ぬるま湯で洗い流すようにしましょう。

清潔なタオルで水分をふき取る

タオルが汚れていると、せっかく清潔になった肌に汚れを付けてしまいます。

洗顔が終わったら、清潔なタオルでやさしくおさえるように水分をふきとりましょう。

ニキビのできている肌は、いつも以上に優しく洗顔をすることが大切です。

以下の記事では、ニキビ肌の洗顔について解説しているので気になった方はチェックしてみてくださいね。

【思春期やメンズの方も】1日でも早く治すニキビ洗顔とは?

肌を保湿する

クレンジングや洗顔で、肌の汚れを綺麗に落とした後は、肌を保湿することが大切です。

肌が乾燥してしまうと、肌のバリア機能が低下してフェイスラインのニキビができやすくなってしまいます。

正しい保湿は、化粧水→(美容液)→乳液・クリームの順番を守ることが大切です。

化粧水で肌に水分を与え、クリームを使って毛穴にふたをして水分を逃がさないようにします。

美容液は、特定の肌悩みに特化した成分が凝縮されているため、+αで取り入れることで肌悩みが改善しやすくなります。


ニキビができた肌におすすめの化粧水は、以下の記事で紹介しているので、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

【ニキビ化粧水選び】大人と思春期で違う!おすすめ商品&効果的な使い方をご紹介

髪の毛を結ぶ

髪の毛の長い方は、フェイスラインに髪の毛が当たり、かゆくなる経験をしたことがあるのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたいのが、髪の毛を結ぶことです。

髪の毛には、知らないうちに細菌がついていることがあり、フェイスラインにつくことでニキビができてしまうことがあります。

「外出時には髪の毛を下ろしたいけど、家では髪の毛を結ぶ」などの工夫をして、肌への負担を少なくしてみましょう。

バランスよく栄養を摂取する

体の調子や栄養不足は、肌トラブルとして皮膚に表れます。

栄養バランスが崩れてしまうと、代謝や血流が悪くなり、肌のバリア機能を低下させてしまうことがあります。

また、皮脂量の調節にかかわるビタミンB2やビタミンB6が減少してしまうと、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。

サプリメントや食事を通じて、体内のバランスを整えましょう。

内臓の不調時におすすめの食材

フェイスラインや顎、口周りにニキビができたときは、内臓の不調が関係しているというお話をしました。

このような場合に積極的に摂取すると良い食材を紹介します。

・トマト

トマトは、体の余分な熱を取り除き、肝臓の調子を整えてくれます。

また、トマトにはビタミンEの約100倍と言われるくらい多くのリコピンが含まれています。

リコピンには、抗酸化作用があるため体内で発生する活性酵素による酸化を防ぐことができます。


・菜の花

菜の花は、皮膚の炎症を抑えてターンオーバーを正常に戻してくれます。

また、菜の花のつぼみにはβカロテンやビタミンCがたくさん含まれています。

βカロテンやビタミンCには抗酸化作用があり、フェイスラインのニキビ予防にも欠かせません。


・キャベツやブロッコリーなどアブラナ科の食材

キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の食材は、スルフォラファンという抗酸化作用のある栄養素やイソチオシアネートという抗炎症効果のある栄養素が含まれています。

そのため、フェイスラインのニキビ予防に効果的です。

ニキビ予防に加えて、胃腸を少し休ませたい方にもおすすめです。

ここまで、体の調子を整える栄養素の話をしてきましたが、実は栄養素をより効率よく摂取する方法があります。

こちらの記事では、栄養素の取り入れ方について詳しく紹介しているので、チェックしてみてくださいね。

美肌効果のある「栄養素」とは?効率的な取り入れ方やおすすめ食材を解説

睡眠時間を十分にとる

「最近、睡眠不足だと思っていたら、フェイスラインにニキビができてしまった…!」という経験をしたことがある方も多いかもしれません。

睡眠を十分にとることで、肌のターンオーバーが正常に行われ、皮膚が新しく再生されます。

しかし、睡眠不足や質の低い睡眠はターンオーバーの乱れを引き起こし、肌の新陳代謝を遅らせてしまう可能性があります。

ホルモンの分泌が活発に行われるのも睡眠中のため、ホルモンバランスを保つためにも十分な睡眠は欠かせません。

目安として、1日約8時間は睡眠をとるようにしましょう。

また、就寝後3~4時間は成長ホルモンが多く分泌される「肌のゴールデンタイム」と言われています。

この時間に質のいい睡眠がとれると、肌のターンオーバーが活発になります。

質の高い睡眠をとるためには、就寝前にゆったり湯舟につかるなどして、十分にリラックスすることを心がけましょう。


ニキビと睡眠の関係について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

ニキビと睡眠の関係性とは?治療薬や寝不足改善のためのセルフケア方法を紹介!

ストレスを適度に発散する

過度なストレスを受けたり、ストレスをためたままにしてしまうと、ホルモンバランスがうまくコントロールできなくなります。

その結果、男性ホルモンの一種である「アンドロゲン」が副腎皮質から大量に分泌されるといわれています。

アンドロゲンには、皮脂の分泌を促進する効果があるため、皮脂過多となりフェイスラインにニキビができやすくなってしまいます。

適度に運動したり、十分な休息をとりストレスを緩和するようにしましょう。


ニキビとストレスの関係についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

ストレス性ニキビの治し方を解説!顔の場所別にみる原因とその特徴

紫外線対策をする

フェイスラインのニキビは、紫外線が原因で発生してしまうこともあります。

日差しの強い日は、紫外線対策をする方が多いと思いますが、曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。

そのため天候に関係なく、日頃から、日焼け止めや日傘を使って紫外線対策を行いましょう。

日焼け止めはノンコメドジェニックテスト済みのものを使う

「ノンコメドジェニックテスト済み」とは、ニキビの初期段階である「コメド」の状態を誘発しにくい成分で作られている化粧品に記載されている表示です。

ニキビができやすい方や、日焼け止めによる肌への負担を最小限にしたい方は、日焼け止めを選ぶときに「ノンコメドジェニックテスト済み」の記載を探してみてくださいね。


紫外線対策の方法や日焼けをした後のケアについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

日焼けを治す「アフターケア」を解説!72時間以内に行う黒くならない方法

正しいケア方法でフェイスラインのニキビをゼロに!

フェイスラインのニキビは「大人ニキビ」の一種であり、繰り返しやすいので悩みを抱える人が多いですよね。

フェイスラインのニキビの原因には、紫外線の影響やホルモンバランスの乱れ、乾燥などが関係しています。

フェイスラインのニキビは、自分のニキビの進行度に合った適切な薬を使いながら毎日のケアを継続することが大切です。

正しいケア方法を実践して、フェイスラインのニキビを綺麗に治しましょう。

ただし、「自分のニキビがどれくらいの進行度なのか見分けられない…」

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この記事の監修医

AI Beauty Clinic(エーアイ美容クリニック)

尾崎宥文 医師

美容外科・美容皮膚科

健康と美を同時に実現し 自己実現欲求を満たすことを目指します。

当院では、美容医療技術とテクノロジーを組み合わせた新しい治療を提案しています。特に痩身治療では、医療と最新のAIの技術を使いながら、確実に患者様のライフスタイルを改善して、目指す体型に導くサポートをいたします。 美容外科治療では、大手美容外科クリニックの院長を務めた経験を活かしながら、効果を最大限に引き出しつつリスクやコストを最小限にできるような治療を提供いたします。 これらの組み合わせにより、患者様の全身・局所両方にアプローチすることで、 健康と美を同時に実現し、自己実現欲求を満たすことを目指しています。

住所:〒71-0014 東京都豊島区池袋2-1-1 千野ビル4F

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