ニキビがある人は、将来肌が綺麗になりやすいって本当!?
ニキビができやすいと、この先も肌荒れが続くのではないかと不安に思いますよね。
しかし、一説によると、ニキビができやすい人の肌は、将来綺麗になりやすい性質を兼ね備えていると考えられています。
この記事では、その真相や、将来ニキビのない綺麗な肌を目指すためのケア方法を紹介します。
ニキビのできやすい肌質の方は必見です!
この記事でわかること
- ニキビができる人は肌がきれいになりやすい性質を兼ね備えている
- ニキビは過剰な皮脂分泌や外部の刺激が主な原因になる
- 毛穴の詰まりを解消することでニキビができるのを防ぐことができる
目次
ニキビができる人は肌が綺麗になると言われているのは本当?
実は、生まれつきの肌質で、ニキビができやすい人は、将来肌が綺麗になりやすい性質を兼ね備えていると言われています。
この一説は、2016年に発表されたイギリスでの皮膚の研究結果がもとになっており、ニキビができやすい人の細胞の状態や造りが深く関係していると述べられています。
肌の老化が遅いと言われている
人の細胞内には、「テロメア」と呼ばれる染色体が存在しています。
この「テロメア」は、老化とともに徐々に短くなることで、肌細胞の劣化を防ぐ力が弱まっていきます。
ニキビのできやすい人は、生まれ持った「テロメア」の長さが比較的長いことが共通していることが、研究によって判明しました。
つまり、ニキビのできやすい人は、細胞が老化のスピードが遅い特徴があると言えるため、肌を若く健康的な状態に保ちやすいことより、「将来肌が綺麗になる」と考えられているのです。
ただし、あくまで一説であり、全ての方に当てはまるとは言い切れないため注意しましょう。
乾燥肌になりにくいと言われている
ニキビの根本的な原因は、毛穴に皮脂が詰まることです。
そのため、一般的に、ニキビができやすい人は、皮脂の分泌量が多い状態になっている場合や、脂性肌である傾向が多いです。
一方で、皮脂の量が多いということは、乾燥肌になりにくい肌質であると捉えられます。
皮脂は、汗と混ざり合うことで皮脂膜を形成します。
肌は、乾燥していると、シミの原因となる紫外線のダメージや、炎症の原因となる細菌の侵入が起こりやすくなります。
しかし、ニキビができやすい人は皮脂量が多く、皮脂膜が形成されやすいため、乾燥によって発生する肌トラブルを防ぎやすいと考えられるのです。
ニキビができやすい人の特徴
上記では、ニキビができる人はどうして肌が綺麗になるのかというメカニズムを解説してきました。
ニキビの根本的な原因は、毛穴に皮脂が詰まることです。
そのため、皮脂の量が多い/皮脂が排出されにくい状態や肌質の場合に、ニキビができやすくなると言えます。
ここでは、なぜ皮脂量が多く、排出されにくくなる状況になるのかを「ニキビができやすい人の特徴」として解説します。
生まれつきニキビができやすい肌質
生まれつきの肌質で、ニキビができやすい方もいます。
主に、以下の二つに当てはまる場合は、ニキビができやすいと考えられます。
ニキビは、毛穴に皮脂が詰まることで、発生します。
そのため、もともと皮脂量が多い肌質の場合は、ニキビができやすくなります。
もともと皮脂量が多い方は、遺伝的要因で皮脂を生成する機能が、発達している傾向にあります。
もとの毛穴が小さいと、毛穴が皮脂などで比較的すぐに塞がれてニキビができやすくなります。
毛穴は外部的な要因で開いたり、縮んだりすることもありますが、もともとの大きさは遺伝的な要因によって決まります。
生まれつき代謝が悪い体質
代謝の悪さも、ニキビができやすくなる要因の一つです。
代謝が悪いと、体内の老廃物の分解・排泄が不十分になり、体内に蓄積しやすくなります。
これにより、血行が悪くなることで、肌の新陳代謝も悪くなりニキビが発生する要因の一つになります。
具体的には、以下などに当てはまる場合は、代謝が悪い傾向にあります。
便秘がちな体質の方は、代謝が悪いと言えます。
もともとの体質として、消化に関係する蠕動運動(ぜんどううんどう)の力が弱いと、便を排泄する機能が鈍くなりがちです。
ほかにも、水分や食物繊維が不足したり、腸内環境が悪化する外部要因によっても、便秘になることはあるので、注意しましょう。
冷え性の方は、血行が悪くなりやすい点で、代謝が悪くなりやすいです。
血液量が少ない体質や、筋肉量が少ないこと、皮下脂肪が少ないなどの場合は冷え性になりやすくなります。
ホルモンバランスが乱れやすい生活習慣
肌の健康状態を保つには、生活習慣を整えることが必要です。
特に、生活習慣が乱れてしまうと、ストレスホルモンが増え、皮脂が過剰に分泌されやすくなり、ニキビの発生につながります。
以下に当てはまる場合は、ホルモンバランスが乱れやすくなります。
睡眠中には、肌細胞の生まれ変わりであるターンオーバーが活発になります。
肌のターンオーバーが正常に行われることで、肌の潤いが保たれ、また余分な皮脂の排出も促されます。
睡眠時間が短いと、肌のターンオーバーが乱れやすくなり、ニキビが発生しやすくなります。
運動をしないと、筋肉が収縮されず、酸素・栄養の循環も悪くなることで、基礎代謝が低下します。
運動不足で、基礎代謝が低下すると、肌の新陳代謝の機能も低下してしまいます。
肌に必要なケアの不足
肌を洗って清潔に保ったり、肌に必要な栄養を補うことで乾燥を防ぐことは、肌の健康状態を保つために大切です。
さらに、皮脂や汚れが残ったままになったり、肌の乾燥によりバリア機能が低下して、外部刺激に敏感に反応してしまいます。
以下に当てはまる場合は、ケアが不足していると言えます。
毎日スキンケアを行っていない場合は、ケアが不十分な状態である可能性が高いです。
日々生活する中で、肌は知らない間に紫外線や湿度の影響を受けて、乾燥しています。
基本的には、朝・晩、肌の状態によっては日中にも追加でスキンケアをすることが必要です。
肌は、肌細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)が正常に行われることで、健康な状態を保ちやすくなります
特に、肌を健康に保つには、ビタミン・タンパク質が重要な栄養素です。
これらが不足すると、肌のターンオーバーが行われにくくなります。
ビタミン不足の方にはビタミン剤もおすすめ
おすすめのビタミン剤を効果別に紹介!いつ飲むのがベスト?飲みすぎリスクも解説ニキビケアで綺麗な肌を目指すポイント
ニキビができてしまっても、将来肌を綺麗にするためには、いまあるニキビを早く治しましょう。
何もせずに放置すると「ニキビ跡」として残ってしまったり、悪化して治りづらくなってしまいます。
ニキビの悪化を防ぎつつ、治療で改善を目指すことが重要です。
スキンケアで悪化を防ぐ
ニキビの悪化を防ぐためには、毎日朝・晩の二回のスキンケアを行いましょう。
特に、ニキビの原因菌を抗菌する成分を含む化粧品や保湿力の高い化粧品を使うのが有効です。
ニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖すると、ニキビが炎症したり、炎症がひどくなってしまいます。
「アクネ菌殺菌」などと表示がある洗顔料を使用して、菌の繁殖を防ぎましょう。
アルコールやパラベンなどの添加物は、肌に刺激を与えやすいため、特にニキビがある時は、使用を避けるのがおすすめです。
「アルコールフリー」や「パラベンフリー」、「無香料」などの低刺激な化粧水を使用しましょう。
また、刺激の少ない化粧品を選ぶには、以下の3点を意識してみましょう。
- ミネラル分を多く含む
- 成分表の順番が水・グリセリン
- アレルギーテスト済みマークがついている
乳液には、油分が含まれることが多く、ニキビの原因である毛穴詰まりを起こしやすい商品もあります。
ニキビができやすい方には、ノンコメドジェニックテスト済みの乳液の使用がおすすめです。
ノンコメドジェニックテスト済みとは、実際の肌でテストを行い、毛穴が詰まりにくいことが検証できた商品にのみつく表示です。
薬で治す
ニキビの治療には、医薬品を活用しましょう。
市販薬と医師から処方が必要な処方薬があり、ニキビの症状に合わせて適切なものを使用することが大切です。
症状に合う薬を選ぶのが難しい場合は医師に相談するのがいいでしょう。
ここでは、よりニキビ治療に有効的なニキビ治療に用いられることがある処方薬を紹介します。
ニキビのある患部に直接塗布して改善を目指す外用薬。
種類によって効果を示すニキビの種類が異なるため、症状によって他の外用薬が処方される可能性もあります。
アダパレンは「剥離作用」を持ち、角質を剥がすことで、ニキビの原因となる毛穴詰まりを解消します。
白ニキビ・黒ニキビの改善に効果を発揮します。
ただし、角質を剥がす働きで、肌に刺激を与えることで、バリア機能を弱めてしまうため、注意しましょう。
バリア機能の低下を防ぐためには、アダパレンの塗布前にしっかり保湿することが重要です。
アダパレンの「ニキビ治療の効果と副作用」を解説!正しい使い方と注意点をチェック
ベピオゲルは、ニキビの原因菌であるアクネ菌の増殖を抑える作用を持ちます。
白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビの改善に効果を期待できます。
副作用として、赤み・ヒリヒリ感が現れる場合があるので注意しましょう。
べピオゲルの効果と副作用を解説!赤みはいつ引く?やめどきと使い方のポイント内服薬は、身体の内側から肌の状態を整える役割を果たします。
ニキビの治療目的としてだけではなく、ニキビが繰り返しやすい方向けに、ニキビを予防する目的で処方がされる場合もあります。
主成分のビタミンE成分とするユベラは、血流を改善することで、肌のターンオーバーを正常化させます。
ターンオーバーの正常化によって、皮脂の排出が促されるため、ニキビの改善を助けます。
副作用として、稀に食欲不振や下痢などが現れる場合があります。
「ユベラ」の効果と副作用を徹底解説!処方薬と市販薬の違いとは?
ハイチオールは、L-システインを主成分としており、肌のターンオーバーを促進する作用を持ちます。
また、抗酸化作用によって皮膚の炎症を抑える効果を期待できます。
副作用としては、稀に下痢・嘔吐などが現れる場合があります。
ハイチオールは医薬品?シミ改善だけではない美容効果や副作用を解説これらの医薬品が必要な場合は、医師から処方を受けないといけません。
個人の肌によっても効果が異なるので一度皮膚科に行って相談したうえで処方してもらうようにしましょう。
忙しい方は、オンライン診療でも処方を受けられる医薬品の取り扱いがあるクリニックを受診するのもおすすめです。
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ニキビを悪化させる行動をしない
日常的に癖となっている行動がニキビの悪化を促す場合があります。
ニキビの悪化を防ぐためにも、日頃からやるべきことと、しないほうが良いことを覚えておきましょう。
髪や手についている汚れや細菌が肌に付着すると、ニキビができやすくなります。
また、髪や手が肌に触れると、肌への摩擦が生じて、肌のバリア機能を低下させます。
ムレている環境ではアクネ菌が繁殖しやすくなるため、髪が肌にかかっているとムレやすくなります。
髪が長い方は結んだり、自宅で過ごす場合はおでこに前髪がかからないようにするなど、工夫しましょう。
ニキビを無理に潰してしまうと、細菌が他の箇所にも付着して、さらにニキビが発生する範囲が広がる可能性があります。
また、ニキビが潰れる際に肌が損傷を受けて、ニキビが治っても、ニキビ跡が残りやすくなります。
ニキビが痛かったり、かゆい場合もできるだけ触らずに、皮膚科医に相談しましょう。
紫外線のダメージを受けると、肌のバリア機能が低下して、ニキビがより悪化したり、色素沈着を起こしてニキビ跡が発生しやすくなります。
天候を問わず紫外線は降り注いでいるため、毎日日焼け止めを塗布しましょう。
特に、紫外線が強い春や夏の時期は、日傘や帽子を使用して、より効果的に紫外線のダメージを避けましょう。
メイク製品には、油分や肌に刺激となる成分が含まれていることが多く、ニキビの原因となる毛穴詰まり、炎症を起こしやすくなります。
紫外線対策は必要になるため、日焼け止めを塗ったあとにパウダーで表面を整えるなど、必要最低限のアイテムで肌をカバーしましょう。
ニキビが治らず肌が綺麗にならない人は皮膚科へ
ニキビを放置すると悪化したり、ニキビ跡ができてしまう恐れがあるため、早期から適切なケアをすることが大切です。
最近ではオンライン診療を行っている皮膚科や美容皮膚科もあるため、忙しい方は活用してみてください。
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