ニキビ跡を消して肌をきれいにしたい…
ニキビ跡とはニキビの炎症が肌深部までダメージを与えて、跡が残ってしまった状態です。
肌深部までダメージを負っているため、ニキビ跡をすぐに消すことは難しいでしょう。
しかし、長期的に治療をすることでニキビ跡の改善に期待ができます。
そこで、今回はニキビ跡を消すための有効的な方法について紹介していきます。
ニキビ跡を消してきれいな肌を取り戻せるようしましょう。
この記事でわかること
- ニキビ跡は皮膚科での治療が効果的
- 長期的に適切なスキンケアを続けるとニキビ跡の予防にも繋がる
- ニキビ跡ができた肌には刺激を与えないことが大切
目次
ニキビ跡を消す方法
ニキビ跡を消すために、大切なことはニキビ跡の種類を最初に理解することです。
ニキビ跡は4種類あり、以下が代表的な例です。
| ニキビ跡の種類 | 赤みのあるニキビ跡 | 色素沈着しているニキビ跡 | クレーター状のニキビ跡 | ケロイド状のニキビ跡 |
|---|---|---|---|---|
| イメージ図 |  |
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| 特徴 | 長期間の炎症によって毛細血管が患部に集中した状態 | 炎症によって大量のメラニンが生成され、色素沈着した状態 | 肌の修復のためにコラーゲンが生成され、組織の癒着が起こった状態 | 傷になったニキビ跡を治すためにコラーゲンが過剰生成された状態 |
ニキビ跡の種類によって、効果的な治し方は変わりますが、大まかに以下の3つの方法が選択肢となります。
- 市販薬や化粧品で治療をする
- 皮膚科の外用薬や内服薬で治療する
- 美容皮膚科の美容施術で治療する
この3つについてそれぞれ詳しく紹介していきます。
それぞれのニキビ跡に関する詳しい内容はこちらから
市販薬や化粧品によるセルフケア
「赤みのあるニキビ跡」と「色素沈着のあるニキビ跡」については、市販薬や化粧品を使用したセルフケアである程度の改善が見込めます。
市販品を選ぶ際は、ニキビ跡の症状改善に適切な成分が入っているかを確認してから使用しましょう。
「赤みのあるニキビ跡」や「色素沈着のあるニキビ跡」の治療は炎症を抑えること・肌のターンオーバーを促すことが大切です。
| ニキビ跡の種類 | 効果的な成分 | 成分の特徴 |
|---|---|---|
| 赤みのある ニキビ跡 |
ビタミンC誘導体 ビタミンE グリチルリチン酸 |
肌の炎症を抑えて、肌のターンオーバーを促す |
| 色素沈着のある ニキビ跡 |
ビタミンC誘導体 トラネキサム酸 ナイアシンアミド |
活性酸素によって酸化を抑えて、メラニンの生成を防ぐ |
市販薬は軽度から中程度の症状の緩和を目的とし、医師の診察がなくても副作用リスクが最小限になるように設計されています。
そのため、市販薬は一般的に処方薬よりも有効成分の含有量が少ない特徴があります。
また、多くの市販薬には複数の成分が含まれていますが、これは幅広い症状に対応したり、複合的な効果を得たりするためです。
ニキビ跡に効く市販薬のおすすめについてはこちら
【医師監修】ニキビ跡によく効く薬を解説！市販薬と皮膚科の薬の違いとは？
皮膚科で内服薬や外用薬を処方してもらう
皮膚科医の診察を経て処方される内服薬や外用薬は「赤みのあるニキビ跡」と「色素沈着のあるニキビ跡」に対して顕著な治療効果が期待できます。
処方薬は市販薬に比べて、有効成分の含有量が多く効き目が強いのが特徴です。
医師が患者の症状・体質に合わせて薬を処方するため、安全かつ的確に症状に治すことができるでしょう。
そのため、ニキビ跡を確実に消したいと考える方は皮膚科の受診をおすすめします。
ニキビ跡の治療には、以下の内服薬・外用薬が処方されることが一般的です。
これらの薬を処方してもらうには一度皮膚科で受診をしなければなりません。
仕事の都合や予約の混雑で、なかなか通院が難しい方も多いのではないでしょうか。
「東京美肌堂」の オンライン診療なら、夜10時まで受付を行っており、通院の手間なく診療・処方を受けることができます。
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美容皮膚科のレーザー治療や薬剤による施術
内服薬が外用薬は「赤みのあるニキビ跡」や「色素沈着のあるニキビ跡」に一定の効果が期待できます。
しかし、「クレーター状のニキビ跡」や「ケロイド状のニキビ跡」には、より専門的な施術が必要です。
凸凹のあるニキビ跡の改善に期待できる施術は以下のようなものがあります。
- レーザー治療（エクセルVやフラクショナルレーザーなど）
- ピーリング
- ダーマペン
- ボトックス注射
レーザー治療では赤み・色素沈着・クレータータイプのニキビ跡に効果的です。
炎症や色素沈着の原因であるメラニンはレーザーの刺激によって熱変性(※1)して、ターンオーバーが整い、排出されます。
レーザー治療の中でもフラクショナルレーザー(※2)を使用することで肌の表皮に小さな点をあけて、ターンオーバーを促進させます。
そのため、クレータタイプのニキビ跡でも改善することに期待できるのです。
※1 熱を加えることでたんぱく質の立体構造が崩れること
※2 肌の表面にレーザーを照射することで熱エネルギーを肌の奥まで行き渡らせてコラーゲン生成や肌のターンオーバーの促進を改善させる治療方法
ピーリングは赤みのあるニキビ跡に効果的です。
ピーリングは肌に薬剤を塗って、古くなった角質をはがしてターンオーバーを整えます。
肌のターンオーバーを整えることで肌の炎症も抑えられるため、赤みのあるニキビ跡を改善することに期待できます。
なお、ピーリングの強さによりダウンタイムの長さや症状が異なります。
ピーリング治療についてさらに詳しくはこちらから
【医師監修】ピーリングとは？ニキビへの効果や皮膚科で施術する際の注意点を紹介！
ダーマペンはクレータータイプのニキビ跡に効果的です。
ダーマペンは細い針で肌の表面に小さな穴をあけて肌の自然治癒を行う治療です。
肌に小さな穴をあけることでコラーゲンやエラスチンなどが生成されるため、肌のターンオーバーを促進します。
それが、結果としてターンオーバーの正常化に繋がり、クレータータイプのニキビ跡改善に期待できるのです。
ボトックス注射はケロイドタイプのニキビ跡に効果的です。
ボトックス注射は筋肉の働きを緩やかにすることでシワや脇汗などの改善に使用されることが多いです。
ケロイドは皮膚が引っ張られやすい部位にできやすい特徴があります。
そのため、筋肉を緩くする役割を持つボトックス注射を行うことで、炎症悪化を防ぎながらケロイドのニキビ跡改善にも期待できるでしょう。
ニキビ跡を消すために有効なスキンケア
ニキビ跡を消すためには日頃からのスキンケアも大切になります。
しっかりとスキンケアを行うことでニキビ・ニキビ跡の予防にも繋がります。
有効なスキンケアは肌にダメージを与えないことが大切です。
ニキビ跡を消すために有効なスキンケアについて今回は紹介していきます。
紫外線対策をする
紫外線対策を行うことはニキビ跡に有効なスキンケアといえます。
紫外線を長期間浴びることで、皮膚が炎症や色素沈着を起こしてしまいます。
そのため、シミや色素沈着のニキビ跡もできやすい肌状態になってしまうのです。
紫外線対策は以下を意識的に行うようにしましょう。
- 日焼け止めやUVカットを毎日塗る
- 日傘をさす
- 帽子をかぶる
- サングラスを付ける
朝晩の2回洗顔する
朝晩の2回洗顔することを心がけましょう。
朝は寝ている間についた顔の汚れなど取るために洗顔する必要があります。
晩は日中についた汚れやメイクを落とす必要があるため洗顔することが大切なのです。
洗顔するときには以下のことを意識するようにしましょう。
- 洗顔する前にぬるま湯で優しく余洗いをする
- 洗顔料を泡立てて使用する
- ゴシゴシと肌を洗わない
- ぬるま湯で優しく洗顔する
- 清潔なタオルで肌を当てるように拭く
入浴後は保湿ケアをする
入浴後は保湿のケアを丁寧に行うことが大切です。
入浴後は肌のうるおいが洗い流されているため、肌が乾燥しやすい状態です。
そのため、入浴後に保湿ケアをして肌を乾燥させないようにしましょう。
保湿ケアでは以下のことを意識しましょう。
- 使用量を守って使う
- 自分の肌に合った保湿アイテムを使用する
- 手のひらで優しく塗る
- 5点置きにして広げる
ビタミンを摂取する
足りないビタミンを摂取することもスキンケアに大切なことです。
足りないビタミンを摂取することで肌のターンオーバー促進に繋がり、ニキビ跡改善に期待できます。
そこで、必要なビタミンを摂取したいという方はサプリメントがおすすめです。
サプリメントは効率的に栄養素の補給や強化ができるので、健康維持にも繋がります。
特に以下の「ビタミンB群」や「ビタミンC」・「ビタミンE」などのサプリメントは入手しやすくおすすめです。
| 商品名 | ディアナチュナル【ビタミンB群】 | ディアナチュラル【ビタミンC・亜鉛・乳酸菌・ビタミンB群】 | ディアナチュナル【ビタミンE】 |
| 商品写真 |
 ディアナチュラ ビタミンB群 60粒 (60日分) |
 ディアナチュラ ビタミンC・亜鉛・乳酸菌・ビタミンB2・ビタミンB6 120粒 (60日分) |
 ディアナチュラ ビタミンE 60粒 (60日分) |
| 特徴 | ・8種のビタミンB群を配合 | ・ビタミンC 1000mg配合 ・乳酸菌、1/3日分※の亜鉛を配合 |
・ビタミンEを140mg配合 |
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ニキビ跡を生じさせるNG行動
ニキビ跡は、特定の行動や習慣によって引き起こされる可能性があります。
以下で、ニキビ跡が残る可能性のあるNG行動について紹介します。
これらの行動を避けることで、健康な肌を維持し、ニキビ跡を防ぎましょう。
ニキビを潰す
ニキビを潰す行為は、ニキビ跡が残るリスクが高まります。
ニキビを潰すことで、傷ができ、その傷口から細菌や雑菌が入り込むことがあります。
その結果、炎症が悪化し、ニキビ跡になりやすくなるのです。
ニキビを潰してしまった際には患部を清潔にすることを心がけましょう。
丁寧に優しく潰した部分を洗ってタオルで水分を拭き取りましょう。
強い力で顔を擦る
顔を強く擦ると肌に過度な摩擦が起き、肌のバリア機能が破壊されるため、ニキビ跡の原因になりやすいです。
特に、ニキビのある部位を強く擦ると、バリア機能の破壊によって、ニキビの炎症が悪化してしまう可能性があります。
洗顔時に強い力でゴシゴシと擦ってしまう可能性があるので気を付けるようにしましょう。
熱いお湯で洗顔する
熱いお湯で洗顔していると、ニキビ跡が残りやすくなることがあります。
熱いお湯を使用すると、肌に必要な皮脂まで落とされてしまい、肌が乾燥してしまいます。
肌が乾燥すると、バリア機能が低下し、炎症が悪化しやすくなり、ニキビ跡ができやすくなるのです。
洗顔には、体温より少し低い32℃のぬるま湯を使うようにしましょう。
ニキビ跡を消す方法に悩んだら東京美肌堂へ
ニキビ跡を消す方法に悩んだ場合、東京美肌堂を受診することをおすすめします。
専門の医師が皮膚の状態を詳しく診断し、適切な治療法を提案します。
自己流での対処法ではなく、専門家の診断と治療を受けることで、効率的にニキビ跡を消すことができます。
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東京山手クリニック
都丸真依子 医師
当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。