唇のシミの原因と自力で消す方法を解説!ほくろとの見分け方やレーザー除去法も紹介

唇のシミが目立って嫌だな…。
美容施術を受けないと消せない?

突然できた唇のシミは、目立つので消したいと思っている方も多いのではないでしょうか。

唇にできたシミの原因は、紫外線や摩擦、乾燥やメイク汚れによる色素沈着が考えられます。

今回は、唇のシミを消す方法や家でできるセルフケアなどを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

唇のシミとほくろの見分け方

シミは、茶色っぽく比較的に境目がはっきりしていて、触っても膨らみはありません。

一方でほくろは黒っぽく、触ると膨らみが感じられます。

シミ ほくろ
見た目 境界明瞭
平ら
膨らんでいる
大きさ 3mm以上 1~2mm程度
茶色っぽい 黒っぽい

シミとほくろの違いについてはこちらの記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

背中に広がる大小さまざまなシミの写真 シミとほくろの違いは膨らみでわかる!見分け方や除去方法をご紹介

シミでもほくろでもない可能性もある?!

時間の経過とともに大きくなっている場合は、シミやほくろではなく、「静脈湖」の可能性があります。静脈湖とは、血管が拡張して生じる病変で、原因は傷や加齢が考えられていますが、はっきりとはわかっていません。また、50歳以上の方に見られることが多いです。自然に治る可能性は低いため、自己判断による処置は避け、医師によるレーザー治療を受けることをおすすめします。

唇に黒いシミができる原因

唇に黒いシミができる原因はさまざまです。

唇は、皮膚を守るメラニン色素が少なく、皮も薄いため、紫外線からの保護力が弱い部位です。

そのため、紫外線はもちろん、摩擦や乾燥などの外的刺激にも影響を受けやすいです。

唇に黒いシミができる原因を一つずつ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

紫外線のダメージ

シミは、紫外線のダメージが原因の一つです。

紫外線を浴びることで、皮膚を守るために「メラニン」を生成します。

通常、生成されたメラニンは肌のターンオーバーによって排出されます。

しかし、紫外線を過度に浴びるとメラニンを作るメラノサイトが破壊され、メラニンが過剰に生成されてしまいます。

これによってターンオーバーでの排出が追い付かなくなり、シミとして肌の表皮にメラニン色素が溜まってしまうのです。

摩擦などの刺激

摩擦などの外的刺激は、唇にシミを生じさせる原因の一つです。

唇の皮膚は顔の他の部分に比べて薄く、小さな摩擦でも角質層が剥がれやすいです。

角質層は肌のバリア機能を果たしており、これらの刺激によってバリア機能が低下するので皮膚は紫外線の影響を受けやすくなってしまうのです。

また、皮膚は外部刺激によって炎症を起こしており、この炎症がメラノサイトを刺激してメラニンが過剰に生成される場合があります。

この過剰に生成されたメラニンによってシミができてしまうのです。

メイク汚れの色素沈着

口紅などのメイク汚れも唇のシミの原因の一つです。

口紅の色素が唇に残っていると、紫外線を浴びた際に色素沈着してしまう場合があります

唇は皮膚が薄いため、メイク汚れによる色素沈着も比較的に発生しやすいとされています。

乾燥による荒れ

唇が乾燥によってカサカサしていたり、切れてしまっていっる方もいるかと思います。

こうした、乾燥による唇の荒れもシミができる原因になりうるのです。

唇は角層が薄く、皮脂腺もありません。そのため、バリア機能が低く、乾燥や荒れが起きやすい敏感な場所です。

乾燥は唇のターンオーバーを乱すため、紫外線などによって生成されたメラニンが排出されずに蓄積していき、結果としてシミができてしまうのです。

加齢による代謝の低下

シミの原因となるメラニンは、通常ターンオーバーによって排出されます。

しかし、年齢を重ねるごとに、代謝が低下してターンオーバーの周期も遅くなります

そのため、十分に排出されなかったメラニンが蓄積していき、シミができてしまうのです。

唇のシミを美容皮膚科で消す方法

唇のシミは、美容皮膚科での治療や、内服薬を使用することで取り除いたり薄くすることが可能です。
治療方法は複数あるため、それぞれの特徴を詳しく説明します。

シミ取りレーザーの施術を受ける

唇のシミの一般的な消し方として、レーザー治療があります。

レーザー治療にもたくさん種類があるので、自分に適している施術方法を選びましょう。

施術方法 主な施術内容 推奨される施術回数 一回あたりの価格の目安 完治までの期間の目安
Qスイッチルビー
レーザー
短いパルスのレーザー光を使って色素に直接作用する 1-6回 3万円 – 5万円 普通
アレキサンドライト
レーザー
メラニンに特に反応する波長を使い、シミやそばかすに効果的 1-5回 2万円 – 4万円 普通
Qスイッチヤグ
レーザー
高いピークパワーのレーザーでメラニン色素を破壊する
深層まで到達可能
2-6回 3万円 – 5万円 普通
ピコ
レーザー
極めて短いパルスを用いて色素粒子を微細に破壊する
通常のQスイッチレーザーよりも高速で、肌へのダメージが少ない
2-4回 5万円 – 10万円 短い
レーザー
トーニング
低出力のレーザーを使って肌全体のトーンを均一にする
メラニンの生成を抑制しながら施術を行う
5-10回 1万円 – 3万円 長い
ヴィーナス
ヴェルザ(IPL)
強いパルス光を利用して皮膚の深層部まで光を届け、色素細胞や血管に作用する。熱エネルギーによって肌の再生を促進する 3-6回 1万円 – 3万円 普通

美容内服薬を飲む

美容内服薬の服用も、唇のシミの治療方法の1つです。

美容内服薬は、医師に処方される医療用医薬品なので、市販薬よも高い効果を期待することができます。

唇のシミを消すのに効果があるとされている4つの美容内服薬を紹介していきます。

シナール
シナールの効果

メラニン生成・蓄積の抑制

抗酸化作用

肌のバリア機能向上

シナールは、ビタミンC(アスコルビン酸)とビタミンB5(パントテン酸カルシウム)が配合されたビタミン剤で、メラニンの生成や蓄積を抑制する効果が期待できます。

また、肌は紫外線を浴びると、メラノサイトを刺激する酸化物質を発生させ、メラニンが過剰に生成されてシミの原因となります。

そのため、抗酸化作用のあるシナールは、シミの改善や予防に効果があるとされているのです。

▼シナールについて詳しくはこちらの記事をチェック

シナールという内服薬の画像 シナールの効果的な飲み方を解説!シミやニキビへの美容効果と注意点も紹介
ハイチオール
ハイチオールの効果

メラニンの生成を抑制

肌のターンオーバーの促進

抗酸化作用

ハイチオールは、L−システインというアミノ酸を主成分とした美容内服薬です。

メラニンの生成を抑制し、ターンオーバーを促進させる効果があるため、シミやそばかすの治療薬として広く使用されています。

まれに、下痢や軽度の腹痛といった副作用が見られる場合もあります。

▼ハイチオールについて詳しくはこちらの記事をチェック

ハイチオールは医薬品?シミ改善だけではない美容効果や副作用を解説
ユベラ
ユベラの効果

抗酸化作用

血行促進によるターンオーバーの促進

ユベラは、「トコフェロール酢酸エステル」というビタミンEが主成分として配合されている美容内服薬です。

ビタミンEの抗酸化作用によって、シミの原因であるメラニンの生成や蓄積を抑制する効果があり、シミの改善に良いとされています。

また、血行を促進する作用もあるため、ターンオーバーを正常に機能させる効果も期待することができます。

シミ以外にもたるみやシワ、肝斑、ニキビ跡などにも効果があるとされており、「若返りのビタミン」と呼ばれています。

▼ユベラについて詳しくはこちらの記事をチェック

ユベラという内服薬の画像 「ユベラ」の効果と副作用を徹底解説!処方薬と市販薬の違いとは?
トラネキサム酸
トラネキサム酸の効果

抗プラスミン作用(美白効果)

トラネキサム酸は、アミノ酸の一種で、シミだけでなく肝斑などにも高い効果があるとされている内服薬です。

抗プラスミン作用とは、「プラスミン」というタンパク質の合成を抑制する働きを指します。

肌が紫外線や摩擦などによって刺激を受けると、プラスミンを生成します。このプラスミンがメラノサイトを刺激することで、メラニンが過剰に生成・蓄積してシミができてしまうのです。

トラネキサム酸は、このプラスミンの生成を抑制するため、シミに効果が高いとされているのです。

稀に、吐き気や頭痛、下痢などの副作用が出る場合があります。

▼トラネキサム酸について詳しくはこちらの記事をチェック

トラネキサム酸の美白効果や副作用を解説!飲み続けると白髪になる?

これらの美容内服薬は、東京美肌堂でもお取り扱いしています。

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唇のシミを自力で改善する方法

唇のシミは、正しいケアを行えば、自宅でのケアでも薄くなる可能性があります。

また、唇に新たなシミを作らないためにも、日々のケアは欠かせません。

ここからは、自宅でもできる唇のシミを薄くする方法や、シミの予防方法を紹介していきます。

UVカット効果のあるリップクリームを塗る

顔には日焼け止めを塗っていても、唇のUVケアは忘れがちな方も多いと思います。

唇も紫外線の影響を受けるので、UVカット効果のあるリップクリームを使用して、紫外線のダメージから唇を守りましょう

実は唇を舐める行為は、唾液の水分が蒸発する際に皮膚内部の水分も一緒に蒸発してしまうため、唇の乾燥を引き起こしてしまいます。

外出先で乾燥が気になった場合は、保湿リップを塗るようにしましょう。

メンソレータム | プレミアムメルティクリームリップ

プレミアムメルティクリームリップは、ワセリンの配合量が多いため、高い保湿力を期待することができます。

また、SPF26・PA+++とリップクリームの中では比較的高いUVカット機能がついているので、屋外に出る機会が多い日におすすめのリップクリームです。

日焼け止めは唇に塗らないほうがいい?!

日焼け止めには、汗や皮脂で落ちないように皮脂を吸着する効果があります。唇のように皮膚が薄く、皮脂腺がないところに塗ると、乾燥してしまいます。そのため、日焼け止めを唇に塗るのは控えましょう。

リップ専用パックで保湿ケアを行う

唇は皮膚が薄く乾燥しやすいため、保湿が重要となります。

保湿することで、ターンオーバーが正常化され、シミを薄くする効果を期待することができます

そのため、リップ専用のパックを使用してしっかり保湿をすることを心がけましょう。

KCLJ | リップマスク

ぷるぷるとしたハイドロゲルタイプで、コラーゲンやナイアシンアミドなどの保湿成分が配合されているリップマスクです。また、専用のスパチュラがついているため、衛生的に使うことができるのもおすすめしたいポイントです。

メイクをしっかりと落とす

唇にシミができるのを予防するためには、メイクをしっかり落とすことも重要です。

口紅の色素が残り、そこに紫外線が当たると、色素沈着する恐れがあるがあるためです。

ミルクタイプやジェルタイプのクレンジングは洗浄力が控えめなので、口紅の色素を落としきれていない場合が多いです。

色素が残りやすいティントタイプのリップを使用している方は、ポイントリムーバーやティントリムーバーを使用するのも一つの手段です。

est|ポイントメイクアップリムーバー

水性と油性の2層タイプのポイントメイクアップリムーバーです。肌に優しいため唇だけでなくアイメイクなどのにも使用することができる、おすすめのポイントリムーバーです。

唇に急にできたシミは美容皮膚科に相談

急にできてしまった唇のシミは、正しいケアを行えば自宅でのセルフケアでも薄くすることはできますが、完全に消すためには、美容皮膚科での施術が必要になります。

どのような施術が自分にあっているのかわからない、興味はあるけどレーザーは少し怖いという方は、ぜひ無料のオンライン診断を活用してみてください。

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この記事の監修医

東京山手クリニック

都丸真依子 医師

美しさを求めるすべての人たちに

当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。

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